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Tsubasa's Room

パスワードに隠された想い―『夕暮れは、きみを隠して』―

2017/01/12 15:04







こんにちは、つばさです。

昨日の記事に、コメントありがとうございました。

コメント欄にてですが、

ひとりひとり返事を書かせていただいてます。




私の記事がきっかけで、

紹介した作品を読んでくださっている…

素敵で凄いことだなと思いながらも、

実感はあまりないのですが、

実際に声をいただけて、物凄く嬉しいです。

また頑張ろうって思えます。

本当にありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。









今日紹介するのは、

藤川巴さんの『夕暮れは、きみを隠して』









前に、『マーメイド・キス』という作品を

紹介させていただいたことがあるのですが、

覚えてくださっている方いらっしゃるでしょうか?





今日紹介する作品は、

『マーメイド・キス』の作者、藤川巴さんの作品で、

数日前に完結したばかり。




まずは、完結おめでとうございます。

完結のお知らせを見て、すぐに読み始めた私です笑

前から気になっていた作品でして、

完結してから読もうと決めていたんです。









この作品の主人公は、夏目花梨。

職業は小説家。

彼女には、旦那さんがいて、

お互いにセイ、リンと呼び合っている。

仲の良い夫婦に見えるけれど、

普通の夫婦ではない。

セイとリンには秘密があった。

それは、この結婚が"契約"であること。














「結婚してほしい」


もう一度耳元に落とされて、今度こそ瞬きの自由が戻ってくる。その先に居るセイがまた真剣な顔で私に懇願していた。


「今日、言うつもりだった。初めて会った時から、リンと結婚したいと思ってた」

「な、に……」

「外出するための支度に時間がかかるなら、俺が一緒に考える。記念日にはケーキも買うし、ウマいもんも一緒に食おう。家電はまたあれこれ言い合いながら決めてえし、俺のしたいことは、全部、リンがいねえと、解決しない」

「せい」

「嫌ならきっぱり断っていい。これまで通りが良いならそれでいいし、俺が無理なら、金輪際付き纏わない」

「せ、い」

「普通じゃなくても良い。お前が、リンであれば、俺はそれでいい。無理に一生懸命になって、できないと思わなくていい。できないことが死ぬほどあるかもしれない。恥ずかしい思いをするくらいにあるかもしれない。でもなあ、お前は誰にも負けない、誰にも真似できない一つを持ってる。それだけでお前は十分魅力的だから。それを知ってる一人になれた俺は、すげえラッキーだよ。感謝してる。死んでも死にきれないくらいに感謝してる。俺は、リンがいるから今ここで笑っていられる」




「ストーカーみてえな男だと思われてた自信があるんで、先に証人に既成事実だと思われないように会わせました。姑息な男ですまん。客観的に見て、リンが俺を嫌ってないか、見てもらいたかった。昨日、突然でごめんな? こうなるってわかってたら、やらなかった」


圧倒的なスピードで流れてくる情報に目が眩む。ついさっきまで、私がどうしようもなく嫌われたくないと思っていた人が、一生懸命に、私を口説き落とそうとしているように見えて信じられない気持ちになった。

うそだ、と小さく呟いたら、「嘘じゃねえし」と頬をつままれる。その優しい痛みに、わけもわからずに、涙があふれた。


「うそ……」

「俺は、リンしかいないと思ってるから。これ、いらなかったら捨てて。返事はいつでもいい」

「まって、本当に、ぜんぜん、いみが……」


頬を伝う涙をセイが柔く拭う。その優しさに、また胸が絞られるように痛む。痛い。痛い。感情が今にも爆発しそうで、おかしい。すきが、どこまでも膨れ上がって、制御が利かなくなった。

目の前のセイが笑った。

セイに無理やりに握らされた書類が、少し皺になっていた。“婚姻届”と書かれたそれを、私はこの人生で初めて見た。嘘だ、都合がよすぎる。


「まだわかんねーの? リンちゃんのおバカ」





(「Sun. November 8, at 11:23 PM 」より引用)






素敵なシーンがたくさんあって、

選ぶのに迷いました💦




このシーンは、プロポーズのシーン。

引用した最後の文、

「まだわかんねーの? リンちゃんのおバカ」に

ズキュンときましたね♡笑




リンはセイに出逢う前まで、

引きこもりの生活を送っていたので、

外に出て、人に逢うとなると、

出かけるための準備に何時間もかかってしまうんです。

どんな服を着ていけばいいのか、

極度の不安に陥ってしまって…

そんなリンに見かねたセイが

お付き合いに続いて、結婚も申し込みました。

こうして、2人の結婚生活が始まったんです。




しかし、リンはセイの優しさに苦しめられます。

その理由は、2人の過去にありました。

セイの名前を知り、

過去の事件を思い出してしまったリン。

2人の間に何があったのか、

2人はどうなるのか…

リンの気持ちを想うと、

胸が押し潰されそうになりました。









そして、この作品のおすすめポイント。

文章が美しく素敵なのはもちろんなのですが、

今回はセイがカッコよすぎる点を挙げたいと思います。




読んでいる最中に、何度もTwitterで呟いてしまいました笑

その際は、お騒がせしてしまい、すみません…💦

あまりにもセイがカッコよすぎたもので、

吐かずにはいられませんでした笑




結婚する前のセイには、2人のセイがいて…

1つは担当者としてのセイ。

そして、もうひとつはプライベートでのセイ。

リンの担当者として何度もリンの家を訪ねていたセイですが、

丁寧な口調に、紳士的な行動…

まさに、大人の男という感じでした。

プライベートでは、口調が砕け、

"私"ではなく、"俺"と言うようになります。

どちらのセイでも、リンへの優しさは変わらず。

ちょっとストーカーっぽいところもありますが、

リンのことを大切に想っているのが伝わってきて、

セイの優しさ、甘さにキュン死してしまいそうでした。

カッコよすぎて辛いです…笑




そして、セイが考えたというパソコンのパスワード。

リンが執筆するためにパソコンを立ち上げますよね?

その際に打ち込むパスワードは、セイが考えたもの。

セイ曰く、最強のパスワード。

その意味を知って、やられた…と思いましたね。

それをリンが毎日キーボードで打ってると思うと…

なんて素敵なんでしょう♡

どんなパスワードなのか?

そのパスワードの意味は?

知りたい方は作品を読んで確認してみてください。











この作品は、現在と過去を行き来しながら

物語が進んでいきます。

リンに感情移入しながら、

セイにキュンキュンしながら、

『夕暮れは、きみを隠して』

ぜひ読んでみてください。







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